3月20日は大学の卒業式でした。
卒業式はちょっと大きな会場を借りて行ったのですが、スーツや袴、振袖で着飾った卒業生が皆との写真撮影に勤しんでおりました。俺達も携帯やデジカメでの記念撮影にせっせと励み、生憎の曇り空ながら会話に華咲かせていた訳です。
式が始まると司会進行の先生が初っ端から噛んでくれて、会場爆笑。その後も程よく噛んでくれて、内心ハラハラしながら聞いておりました。
定年退職する先生も居て、その中には授業を受けた事のある、多分大学内ではもっとも古株の先生や、個人的にちょっとお気に入りだった先生も混じっていたりして、最後だったんだなと思うと、その授業を受けれた事が少し誇らしかったり。
送辞や答辞を聞いた後に、入学式以来聞いた記憶の無かった校歌斉唱を行った後、式もいよいよ終わりに近付きました。ステージの幕が閉じて「終わっちゃったなー」っと案外あっさり風味。
その後はお約束の友人達との遊び。
ビリヤードで程よく遊んだ後に、飲み会へ直行。元々6人居たのがその時点で3人になってしまっていたのが残念でしたが。
学生の生活の事、これからの事、色々な事を喋りましたけど、何だか卒業したって感じがしません。4年という1500日近い期間でしたが、光の様に過ぎて行ってしまいました。帰りの電車の中で談笑しつつ「また飲みに行こうなー」ってお別れを言った後に、一人で帰宅。
その時に初めてちょっとだけ、卒業したって実感が沸いて来たのでした。
3月21日。
大学の中では一番仲の良かった友達のアパートに泊まりました。
そいつの実家は静岡なんですが、就職を機に実家に帰るそうです。その引越しの手伝いをしに行きました。前日の夜に何か色々奢ってもらってしまって、申し訳ないなと思いつつも肉は美味かったっス…。その後は、アパートには風呂が無いので、銭湯に行ってゆっくりしてきました。
少し早目の就寝の後に、22日の早朝8時から引越し開始。
机、冷蔵庫、タンス、ソファーなど大きい物を運び出してはトラックに積んで行くのですが、何分素人作業なのでちっともはかどらず、最終的には4時間半掛かってしまいました。
「これだけ大きければ余裕だろー」とか思ってた2t車の荷台は、ギュンギュン詰めで、一人の人間が住むのに、2tトラック丸一台分のスペースが必要なんだなと思いましたですよ。
運び出し終了後は、狭かった6畳間も広々としてました。
そいつの家には初めて行ったんで、別に思い入れがあるって言う訳でもないんですが、この時初めて自分が大学を卒業したんだなァと、大きく実感しました。
友人が一人暮らしを始めて6年経つらしいですが、就職を機に帰郷する訳で。引越しって古い生活が終わって、新しい生活が始まる訳じゃないですか。こいつも拠点を移して、新しい人生を始めて行く訳ね。って思うと、やっぱり俺も卒業して新しい生活をスタートさせて行かないといけないんだなと思いました。
今まで大学で友人でいてくれた奴等は、ワガママな俺には勿体無い位いい奴揃いで、本当に色々な経験させて貰いました。
気付けばバラバラになってしまって、あの6人でそろって遊ぶ事はこれから先難しくなるんだと思うと、もっと沢山遊んでおけば良かったなって少し思いましたよ。
皆4年間ありがとうございました。
社会に出てからも頑張って下さい。俺も頑張る。